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  • kks1961

30Days_Architecture Materials No.007 [杉板]

30Days_Architecture Materials 30日間限定で毎日1つ建築素材をご紹介しています。

=一級流通材編= No.007 [杉板] 杉は水に強く、肌触りも暖かく、香りが良いのが特徴です。 ただ、ヒノキと比べると屋外での耐候性は劣るので、外部に使う場合防腐剤など塗り、定期的にメンテナンスが必要です。 価格は産地やグレードにより異なりますが木材の中では比較的安価です。

2〜4枚目は「光の家」ですが、1階土間空間の天井と軒裏、木製建具の戸袋の仕上を杉板張にしています。この家は内部に土間空間があり、

土間空間の天井は全て杉板で仕上げています。天井が木材で仕上げられる事で、とても柔らかく安らげる雰囲気になります。 外部庇の軒裏も杉板張とし、室内から屋外まで杉板の天井が繋がるように見せる事で、視界が広がり、豊かな空間になったと思います。 建築コストを調整するのに苦労した家でもあり、この杉板は僕自身が材木屋の社長に価格交渉をして、お客さんと一緒に杉板を買付けに

行った事も思い出深いです(笑) 5枚目はおまけです。 杉板そのものではないですが、杉型枠コンクリートというものです。 杉板をコンクリートの型枠に使い、コンクリートに杉板の木目をつけます。 特に杉板に浮作(うずく)りという表面加工をした杉板を使うことで、コンクリートに凹凸が出やすくなり、とても綺麗な木目が現れます。

ただし、綺麗に打つには慣れた職人による技術が必要になります。 6枚目は実際に「展望台の家」のアプローチの塀に杉型枠コンクリートを使った例です。 これは5枚目で紹介した浮作りの杉型枠で施工しました。 悪戦苦闘しましたが、最終的には綺麗に打てたと思います。 色々書きましたが、結果僕は木が好きです。 自然素材なので、同じ木目は一つもないし、やっぱり生きてる素材はそれだけでも空間を豊かにしてくれます。 日々コストとの戦いですが、こういう素材を出来るだけクライアントにもお薦めしたいし、建築に使われてほしいと思っています。

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